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・・・秋の公園。

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今日もまた、この場所に来てしまった。




ここに来たら、会える気がして。






・・・秋の公園。








「またいらっしゃってたんですね、藤本さん。」

バイトの休憩時間、藤本は公園のベンチに座っていた。
背後から声をかけられ、振り返った先にいたのは琥珀という人だった。
・・・おそらく、普通の人ではないが。

「琥珀さん。どうも。」
琥珀は藤本のとなりに座り、鞄を開けた。
中から出てきたのは青い犬のぬいぐるみ、いおりょぎ。

もとは”いおろぎ”とかいう名前だったらしいが・・・
藤本はいまさらながら、身の回りにいたのがみんな普通ではなかったことに驚いている。

「よう、元気そうだな。」
いおりょぎは琥珀と藤本の間に座り、短い足を組んだ。



「あれからもう、2年も経つんですね。こばとさん、お元気でしょうか。」
琥珀がぽつりとつぶやく。



花戸小鳩。



2年前、この公園で会ったのが最後・・・
いまどうしているのかなんて、誰にもわからなかった。
「どばとは元気だろ。つか、あいつが元気じゃないのはありえないな。」
皮肉をこめつつ、それでも優しい口調でいおりょぎがいった。
それからしばらく、誰もなにも言わなかった。
ただ、思い出していた。

こばとの笑顔を。


歌声を。


優しさを。



沈黙に耐えられなかったのか、いおりょぎが立ち上がった。
「おい藤本!お前よ・・・」
いおりょぎはなにか言いたそうに口を開いたが、その先が出てこない。
「なんだ?」
再び沈黙が続いた。




そして・・・



「こばとのこと、どう思ってたんだよ、お前。」
やっといおりょぎが口を開いた。
藤本は特に視線を変えることなく、つぶやいた。

「さぁ、な。」


「さぁなじゃねーだろ!。あいつはお前のことが好きだから契約よりお前を選んだんだ!」
本人が”好き”ということに気づいてはいなかったようだが・・・。
「・・わかってる。だからこそ、俺があいつをどう思ってたかがわからない。」
切なそうに、それでも決して涙を見せない藤本に琥珀が言う。

「好きなんですね。こばとさんが。」
だからこそ、伝えられなかった。

最後の時でさえ、言えなかった。
「ただ・・・・」
「もしも、あいつが戻ってきたら・・・。俺はちゃんと言うつもりだ。感謝してるってな。」
少しほほえんで藤本が言った。





だから・・・
ずっと待ってるから・・・
戻ってきてくれ、こばと。
みんな、お前を待ってるから・・・









*****コメント*****

意味がわからなくなりました。
とりあえず、琥珀といおりょぎと藤本に会話をさせたかったんです。
なんかもう、下手すぎですね小説・・・
おわびにこれを!!↓↓


あした来る日を☆


きゃーーーーーーーー!!!!!!!!!
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1 ■無題

くわぁぁぁぁぁ



泣かせてくれますねっ(;Д;)



うるってきました…
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