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・・・泣かない。

・・・泣かない。

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こんばんは、想です。

今回もまた長編になってしまうという現実←

そして忙しい+疲労で更新率が低下中・・・


申し訳ないです。


さて、今回のお話は結婚後のお話。

相変わらずカオス。




















俺と、結婚しなければよかったんじゃないか。
そうすれば、あいつはこんなことにはならなかったのに。

大事な人を助けられないくせに、俺は。



・・・泣かない。



話は、数日前にさかのぼる。



家に帰ると、いつも必ずいるはずの妻と娘がいなかった。
携帯に連絡もない、だが。

家の留守電が光っていた。

携帯の充電がなくなったのか?
その程度にしか思わず、電気をつけながら留守電を再生する。

『・・・・・藤本、清和。お前の妻と娘は預かった。命の保証はないと思え。・・・俺が、俺たちが誰かはわかんねぇとはいわせねーぞ。』

清和はすぐ、家を飛び出した。
携帯と、ポケットに入れた財布だけを持って。

命。

ない。


ふざけるな。
怒りがこみ上げてきたが、それ以上に怖かった。
また、いなくなったら・・・
大事なものが、二つ同時に。

たどり着いた先は、沖浦家である。
血相がよほど変わっていたのか、用件も言えずに息を切らす清和の様子を見て清花も和斗も動揺していた。

「・・とっ・・が・・・!こばとと・・小春がっ・・」
いたずらだと思いたかった。
けれど、言いながら溢れた涙が、心当たりがあり、真実だと認めている。
「こばとちゃんと小春ちゃんが、どうかしたの?」
清花が緊迫した様子で聞くと、清和はかすれた声でやっと言った。
「ゆ・・誘拐・・・されてっ・・電話がっ・・」
さすがに清花も和斗も慌てた様子で、清花がさらに言う。
「とにかく、落ち着いて。話して、私たちに。」


「たぶん、2週間前に問題起こしたヤクザで・・・俺、担当だったんです。」
かつてのよもぎ保育園のように、脅されていた市民がいた。
弁護士として、ヤクザを排除し、仕事をした。
ただそれだけ。
それでも、排除されたヤクザにとっては、清和は憎むべき存在だったのだろう。
「そいつら、事務所に乗り込んできたことがあって・・そのとき、たまたまこばとと小春が来てて・・」
顔を覚えられてしまったのだろう。

泣いている場合ではない。
きっとこばとも小春も泣いている。
俺なんかより、ずっと怖い思いをしている。
俺のせいで。

でも止まらない。
もし、またこばとがいなくなったら。
俺のせいで、またいなくなったら。

「こばとっ・・小春っ・・・」
昨日も今朝も、笑って送り出してくれて、そして迎えてくれた家族が浮かぶ。
あの笑顔が、もう見られなかったら・・・


「・・・何処のヤツらだ?」
険しい顔で話を聞いていた和斗が低い声で聞いた。
組の名前は知らないが、相手の名前ならわかる。
「たぶん、トップじゃない男達3人で・・名前は、田村、関根、辻田・・」
名前を聞いた途端、和斗の目が変わった。
怒りのような、勝ち誇ったような・・・

そして和斗は、清花の頭に手を置いて言った。
「清花、俺少しだけ、ヤクザの沖浦に戻る。でも必ず、沖浦和斗に戻る。いいな?」
清花は、すべてわかっているように強くうなずいた。

ちょうどそのとき、清和の携帯が鳴った。
相手は非通知。
間違いない、あいつらだ。

清和は涙声がバレないように大きく息を吸って、答えた。

「はい。」

向こうから、泣き声は聞こえない。
それが安心できるかどうか、わからないが。
「用件はわかってるな。」
落ち着いて話せ。
手書きのメモが差し出され、うなずく。
「とにかく、二人は無事なのか知りたい。電話、変わってくれ。」
昔、ドラマで言っていたような台詞をまさか自分が言うようになるとは。
「・・娘なら、いいだろう。」
そういって、しばらく間が開いた。

「・・も・・しもし?パパ?」
間違いなく小春の声だ。
「小春、大丈夫か?」
焦りが娘に伝わらないでほしい。
だが、声が早口になる。
「だいじょうぶだよ。こばともいっしょだよ。パパ、あのね、ここくさいの。だから・・・」
なにか言おうとした小春の声が遠くなり、男の声に変わる。
「これ以上は駄目だ。とにかく、保証はねぇからな。」
それだけ言って、電話は切れた。
結局、どうしたらいいのかわからなかった。

「とにかく、今は無事みたい・・です。」


泣くな、俺。

大事な人を、二度も失ってたまるか。


こばとと小春を、絶対無事に助けてみせる。

だから、もう泣かない。









続く
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