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・・・泣かない。

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久々に見る和斗のスーツ姿だが、先ほどとはうってかわって悪い感じを醸し出していた。
「いいか、そいつらはそんなに上のやつらじゃない。少なくとも、俺たちよりは下だ。」
言いながら、これまた久々に見るサングラスのツンツン男、宮田を指す。
「さんざん使われたんだ、親父の名前借りるくらい、なんとかなるだろ。」
黙ってうなずいた宮田が、携帯を取り出す。

「・・確認とれました、あの倉庫です。」
それを聞いて、和斗はゆっくり立ち上がった。

作戦はこうだ。

沖浦の父親が倉庫を使いたいと言ったので確認しに来たということにして、和斗と宮田が誘拐犯に接触する。
手出ししないように見張りながら、タイミングを待つ。

ということだ。

「俺っ・・は・・俺はなにすればいい・・っ」
一晩経っても連絡はなく、眠れるはずもなく動揺もおさまらない清和が言った。
今の自分がなんの役にも立たないことはわかっていても、聞かずにはいられない。
和斗は携帯を操作しながら言った。
「とにかく、先に小春ちゃんは解放するように言う。こばとちゃんにはもう少し耐えてもらうけど、手出ししないように俺がなんとかするから安心しろ。たぶんあいつらの目的は清和が弁護士をやめることだろう。・・・やめるなよ、弁護士。」

言いながら宮田とともに家を飛び出していった。

俺が、やめることを望んでるなら・・・
やめてやる、なんでもするから。

こばとと小春を、返せ。



まだ手の震えは収まらなかった。



「ねぇこばと。おうち帰らないの?パパ待ってるよ?」
狭い部屋で、小春がこばとに抱かれたまま聞いた。
こばとも小春も部屋に閉じこめられてはいるが、縛られたり目隠しをされたりはしていなかった。
「ごめんなさい小春ちゃん。もうすぐパパが来てくれるから、もう少し我慢してくださいね。」
小春には状況がよくわかっていない。
だから自分が怯えている場合ではないと、こばとは思っていた。

絶対に、来てくれる。

そう信じて、疑ってはいなかった。

そこへ。

「お嬢ちゃん、大丈夫か?」
わずかに開いたドアから、声がした。
ドアから顔をのぞかせ、音を立てないように部屋に入り込み、静かにドアを閉める。
「宮田、さん??」
宮田が小声でしゃべっていたので、なんとなくこばとも小声になった。
「今、沖浦さんがあいつらと話してる。でもすぐには出せねぇんだ、悪いけどもう少し耐えてくれ。」
こばとはほっとしてうなずいた。
それから、と宮田は話を続ける。
「俺たちと、知り合いってコトは秘密になってるから。沖浦さんはあくまでたまたまここに来て、君とは初対面ってコトで。」
そうですね、知り合いってわかっちゃいけませんよね。
笑顔が見えたので安心したらしく、宮田はまた静かにドアを出た。

「小春ちゃん、今から和斗さんが来るかも知れないですよ。でもしゃべっちゃ駄目です。お口チャック、できますか?」
できる?できない?に敏感な年頃の小春には、できる!という選択肢しかないことを知った上での質問だ。
「できるっ!お口チャックね!」
言うなり口の前で指を動かし、唇をきゅっと閉める。
こばとは微笑みながら小春の頭をなでる。

大丈夫。
きっと、来てくれる。

そして、再びドアが開いた。


「バカだねお前ら。こんなとこにガキ置いといたら、あとあとうるさいだろ。」
聞き慣れた声だが、わざとらしくとげのあるいい方をしながら入ってきたのは和斗だ。
後ろから誘拐犯3人が入ってきて、目配せする。
和斗は小春を抱きかかえ、笑う。
「ごめんね~もう少し、お母さん借りるから、君は帰っていいよ。」
小春はお口チャック、を守ってか、うなずいた。

和斗は小春を宮田にまかせ、3人をつれて部屋を出た。


1人になったこばとは、ふいに涙がこぼれそうになった。
信じているのに、泣いてなんかいられない。
絶対、来てくれる。

こばとは目をきゅっとつむって、涙をこらえた。










続く
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