FC2ブログ

スポンサー広告

スポンサーサイト

 ←トラックバックテーマ 第1329回「好きなアニメソングを教えてください!」 →・・・すくーるらいふ。
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


もくじ  3kaku_s_L.png 未分類
もくじ  3kaku_s_L.png ブログ
もくじ  3kaku_s_L.png ★藤本
もくじ  3kaku_s_L.png ★こばと
もくじ  3kaku_s_L.png ☆藤本×こばと
もくじ  3kaku_s_L.png ◇藤本×こばと
もくじ  3kaku_s_L.png ☆和斗×清花
もくじ  3kaku_s_L.png ★いおりょぎ
もくじ  3kaku_s_L.png 藤本家
もくじ  3kaku_s_L.png その他
もくじ  3kaku_s_L.png ・・・不思議。
もくじ  3kaku_s_L.png コメント返し
もくじ  3kaku_s_L.png 記念もの
もくじ  3kaku_s_L.png 裏?
もくじ  3kaku_s_L.png 図書館戦争
もくじ  3kaku_s_L.png 空飛ぶ広報室
  • 【トラックバックテーマ 第1329回「好きなアニメソングを教えてください!」】へ
  • 【・・・すくーるらいふ。】へ
  • TB(-)|
  • CO(-) 
  • Edit

・・・すくーるらいふ。

・・・すくーるらいふ。

 ←トラックバックテーマ 第1329回「好きなアニメソングを教えてください!」 →・・・すくーるらいふ。


「あのっ、藤本くん・・」
怒ったように早歩きで先を行く藤本に駆け足でついて行きながらこばとが聞いた。
返事はなかったが、続ける。
「なんで私の居場所、わかったんですか?」
連絡、しなかったのに・・・
先ほどそれで怒られているから、言葉が弱くなる。
藤本は顔をしかめて言った。
とはいえ、こばとには見えていないが。

「お前が、買い物行くって話聞いてたヤツがいて・・そいつに聞いた。」
連絡先を知っている友人に片っ端から連絡・・・したら大変なことになるのはわかっていた。
だから、唯一安心して聞けるやつにだけ・・
と思ってきいた相手が正解だった。
思いついたように藤本が足を止め、こばとに振り返る。
「俺と同じクラスの、堂元ってやつ。明日、礼いっとけよ。」
それと・・・、と言いにくそうに続ける。
「今度の週末、携帯買いに行けって・・清花さんが、心配するから。」
それだけ言って、また足を早めた。

清花さんが心配するから仕方ない。
俺はこんなやつ、どうなっても構わない。

『こばとちゃん、女の子なんだもの。心配だわ。もちろん、男の子でも心配よ?』
その男の子が自分のことだとわからないほど疎くない。
迎えに行ってくれと頼まれて、怪訝な顔をしたから言われた言葉だったが。
赤くなった顔を隠すために、外に飛び出してきたのだ。


「こばとちゃん、おかえり。心配したのよ。」
玄関で待っていた清花がこばとを抱きしめる。
まだそんなに遅い時間ではないし、なにかあったわけでもない。
「こばとちゃんかわいいから、さらわれちゃったりしそうで心配だわ・・」
「すみません、連絡しなくて・・・。携帯買ったら、きちんと連絡します。」
眉を八の字に下げて謝るこばとの頭にそっと手を置いて、清花が笑った。

翌日。
「あの、堂元くんいますか?」
朝のHRが終わってから、2組へ向かったこばとが、ろうかの窓際の女子にたずねた。
「崇くん?いるよ。崇くーん!なんか用事みたいだよー」
呼ばれて振り向いた堂元が、驚いたような顔をして駆け寄ってきた。
「花戸さん?どうしたの?」
人の良さそうな笑顔で、顔立ちの整った好青年だった。
こばとは大きく頭を下げて、言った。
「昨日、ありがとうございました。藤本くんから聞いて・・・」
堂元はああ、と言ってまた笑った。
「清花さんが心配してるって聞いて。たまたま聞いてたから、話。なにもなくてよかったよ。」
こばとは堂元の笑顔につられるように笑った。

その様子を、見ていないようで見ていた藤本は考え事をしていた。

話す男子が、俺だけじゃなくなればウワサも消えるだろ。
堂元なら、まぁもしホントに恋愛に発展しても問題なさそうだし。
俺だけじゃなくなれば。

堂元のことを教えたのには、そういう理由があった。

こばととの話を終え、戻ってきた堂元がまず藤本のもとにやってきた。
「花戸さん、すごくいい子なんだね。」
藤本に言ったのか、ただの独り言かわからなかったが、藤本が顔を上げるともう堂元は遠ざかっていた。

いい子、といえばいい子かもしれない。
常に敬語。
話すときは必ず目を見て話す。
笑顔を絶やさない。

俺とは、全然違う。

それがいらだちの原因だとは思っていないが、じゃあこのいらだちの理由はなんだ?

巡り巡っても答えに結びつかず、藤本はイライラしてペンを机に突き刺した。

その日は、帰りに玄関でたまたま会っただけだった。
堂元とこばとが話しているところに、藤本がやってきた。
ただそれだけ。
会話に入る気もないし、あいさつくらいはするかもしれないがそれ以外は。

「清和、こばとちゃんと一緒に帰らないのか?もう暗いんだし。」
堂元が当たり前のように言ったのが、いらだった。
「子どもじゃないんだ、一人で帰れ。」
堂元に返したというより、こばとに言ったつもりだった。
傷つけ。
俺を嫌いになれ。
そんな願いさえ込めて。

「じゃあ、ボクが送るよ。」
堂元からのその提案に、いいんですか?でも、遅くなっちゃいますよ?と答える声が耳障りだ。

勝手にしろ。

俺には関係ない。






このいらだちの理由は、わからない。











続く
関連記事
スポンサーサイト
もくじ  3kaku_s_L.png 未分類
もくじ  3kaku_s_L.png ブログ
もくじ  3kaku_s_L.png ★藤本
もくじ  3kaku_s_L.png ★こばと
もくじ  3kaku_s_L.png ☆藤本×こばと
もくじ  3kaku_s_L.png ◇藤本×こばと
もくじ  3kaku_s_L.png ☆和斗×清花
もくじ  3kaku_s_L.png ★いおりょぎ
もくじ  3kaku_s_L.png 藤本家
もくじ  3kaku_s_L.png その他
もくじ  3kaku_s_L.png ・・・不思議。
もくじ  3kaku_s_L.png コメント返し
もくじ  3kaku_s_L.png 記念もの
もくじ  3kaku_s_L.png 裏?
もくじ  3kaku_s_L.png 図書館戦争
もくじ  3kaku_s_L.png 空飛ぶ広報室
  • 【トラックバックテーマ 第1329回「好きなアニメソングを教えてください!」】へ
  • 【・・・すくーるらいふ。】へ

~ Comment ~

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

Re: どき、きゅん!します。

>ツン様

コメントありがとうございますw
まだ無自覚・・ってか、嫉妬という心を知らない藤本くんですw
そのうち、堂元くんに憧れちゃったりしてw

どきどききゅんきゅんしてくださってありがとうございますw
・・残念ながら私にそんな恋愛経験はないので下手ですみません・・
想にある天性は、妄想だけですからねw頑張りますww
管理者のみ表示。 | 非公開コメン卜投稿可能です。

~ Trackback ~

卜ラックバックURL


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

  • 【トラックバックテーマ 第1329回「好きなアニメソングを教えてください!」】へ
  • 【・・・すくーるらいふ。】へ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。