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・・・すくーるらいふ。

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夢、みたい。

目の前で起こっていることがわからず、美真は混乱する。

「こないだ、いい方悪かった。付き合う気はないけど・・その・・」
藤本が謝ってきたことにびっくりした。
今回はこばと経由の呼び出しのため、こばとと伊織もそばにいる。

ごめん、かありがとう、か言うべきなのか。
迷っている間に沈黙が生まれてしまい、また混乱する。
美真は固まったまま、ぽろっと涙をこぼした。

「なっ・・!なんでっ、泣くっ!?」
よほど涙に弱いらしい藤本が慌てて手をばたばたさせる。
一方のこばとと伊織は嬉しそうに笑って美真を抱きしめる。
そしてこばとが、藤本に笑顔を向ける。
「藤本くん、えらいです!美真ちゃんが泣いちゃったのは、嬉しかったからですよ?だからえらいです!」
まるで子どもを褒めるように言った。
それが。

嬉しい、とか思ってしまう自分はそろそろどこかおかしいらしい。

「と・・にかく・・。ごめん。じゃあ。」
さらりと言って立ち去る藤本に、顔を上げた美真が真っ赤な顔で言う。
「ありがとう!昔も、今も!」
振り返った自分が、少し笑った気がするのは・・・

気のせいだ。

3人、上機嫌で帰る途中、後ろから呼び止められた。
「西宮先輩・・?」
美真が呼びかけると、翔はにっこり笑って言った。
「こばとちゃん、ちょっといいかな?」
うなずく前に手をつかまれ、美真と伊織から引き離される。
いつの間にか翔のうしろには雅もいて、2人はこばとをつれて歩いていってしまった。

「・・伊織。やばくない?なんか。」
「どうしよう、あたしこれから塾・・・ってバカ。」
「あたしこれからバイト、だけど行く気なくなったみたい。」
「そうね、塾よりバイトより大事なものがあるわ。」
二人して携帯を操作し、顔を見合わせてうなずく。

そして二人は、翔たちが去っていった方角へ走り出した。

藤本が家につくと、清花が険しい顔で携帯を睨んでいた。
「?どうかしました?」
藤本がそう聞くと、おかえり、と言ってから携帯を差し出した。
「こばとちゃんから、なんだけどね。」

”今日は友達の家に泊まります。”

藤本には一瞬でわかった。
このメールは、こばとが打ったものではないと。
「清花さん、これあいつじゃないですよ。」
清花もそう思っていたようで、心配そうにうなずく。

さっきの流れで泊まることになってもおかしくはない。
美真か伊織の家に行く可能性は高い。
だが。

「あいつは、漢字変換がまだできないんだから。」
だから絶対、これはあいつじゃない。

「さっきから電話かけてるんだけど、電源切れてるのよ・・・」
それを聞くなり、藤本は家を飛び出していた。



「あのっ、どこに行くんですか?」
強引にバスに乗せられ、どんどん知らない土地になってきた景色を見てこばとが不安げに聞いた。
翔は相変わらずにっこり笑って、言った。
「買い物に、付き合って欲しくて。」
そのうしろで、雅が不機嫌そうに座っているが、なにも言わない。
「で、でも私帰らないと・・」
「大丈夫、さっき携帯で連絡したでしょ?」
こばとの携帯には、まだ清花と藤本、そして美真と伊織しか登録されていなかった。
そうなれば必然、保護者は清花だとわかる。
翔はメールを送ってすぐ、こばとの携帯の電源を切った。

そして、古いビルの前でバスをおろされ、狭い隙間に連れ込まれる。
不安が恐怖に変わり、こばとは必死で逃げようとする。
「どうして逃げるの?買い物なら付き合ってくれるんでしょ?」
後ろからついてきていた雅が道をふさいだ。

「しばらくここでおとなしくしてて。」
重そうなドアが閉まり、室内が静かになる。
いくらにぶいとはいえ、この状況はさすがにわかる。
涙をこらえ、ポケットから携帯をとりだす。
電源が切れている。
バスの中で、まだ電源さえ入れられないと話したせいか携帯は返されていた。

電源はっ・・
藤本くんが何度もっ・・!
慌てるほど指がふるえて頭も混乱する。
溢れてくる涙をこらえて、必死でボタンを押す。

その間、心の中で呼び続けるのはたった一人の名前。
どちらかといえば好きではなくて、いじわるで怖い彼。
でも今一番来て欲しいのは・・・

「藤本くん・・・!」

明るくなった画面を見て、急いでメールを送る。
相手はもちろん藤本。
ひらがなで”ふじもとくん、たすけてください。”と打って送信する。
送信が終わったとき、部屋に翔と雅が入ってきた。
こばとは急いで携帯を閉じ、壁いっぱいまで逃げる。
「ごめんね、手荒なことして。でもわかってほしいな。俺、こばとちゃんのこと大好きなんだ。だから、ごめんね?」
ゆっくり近づいてくる翔と雅。


叫び続けるのは、たったひとりの。


彼の名。










続く
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