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翔がゆっくりと雅に近づき、雅の頬に手を添える。
「お前が好きなのは藤本なんだろ?だから俺が助けてやってるんじゃないか。今更裏切る気なのか?」
この男はいつだって上から目線で偉そうで、なんでもお金でどうにかできると思っている馬鹿男。
つきあっていた頃から何度傷ついて泣いたかわからない。
そして、なんでまだこんな男を好きでいるのか。
そんな自分が心底わからない。

でも。

「あたしが・・好きなのは藤本くんじゃない。あたしは、ずっと翔が・・」
雅がそう言って顔を上げた瞬間、翔が雅を突き飛ばした。
「今更なんだよ。もう俺とお前は知り合い以外のなんでもない。」
言いながら翔は床を睨みつけ、拳を握る。

これは、昔からの翔のクセ。
なにかを我慢して、隠しているときの動き。

突き飛ばされて壁にぶつかった雅はすぐに体勢を整え、翔に向かって叫んだ。
「じゃあなんであたしのこと呼び捨てにするのよ!?なんで毎晩メールしてくるのよ!?なんであたしのために・・こんなことまでするのよ!?」
ただの知り合いだったらこんなことまでしない。
雅はそう思っていた。
黙った翔に、雅は思い切り平手打ちをする。
翔は驚いたようにたたかれた頬に手をあて、顔を伏せた。

「あ、あの・・」
一番奥から、こばとが静かに話し出した。
「えと、その・・西宮先輩は、園岡さんが藤本くんのこと好きだと思って、それで私に好きって言ったんですか?でもでも、藤本くんに好きって言うのにどうして私がこんな・・」
言いたいことがうまくまとまらないらしいこばとが言葉を探しながら続ける。
「つまり、西宮先輩は園岡さんが幸せになるようにしたかったんですよね?それって、好きってことじゃないんですか?」
その言葉を聞いた途端、翔がはっとして顔を上げた。
雅も同じような顔をしてこばとを見つめた。
「ちゃんと相手に伝えないといけません。言いたくても言えないことだってあるんです。言えるなら、言わなければ、伝えなければなりません。」

こばとの言葉は、まるで天使の囁きのようで。
うなだれた翔に、雅がそっと手を伸ばす。
そうされてはじめて、自分が無意識にその手を求めていたことに気づいた。



「・・ったく。結局ツンデレカップルのけんかに巻き込まれたんじゃない。」
ため息をつきながら、伊織が言う。
隣で美真も笑い、大変だったね、とつぶやいた。

翔が仲間を呼んだというのはハッタリで、このことは大きくしないからもう二度とこばとに手を出さない約束で解散となった。
翔と雅が帰り際、とまどいながらも手をつないでいたことに、全員が安心していた。

「あとは、あの二人がどうなるかってとこだけど。」
堂元がその隣で後ろを振り返る。
「・・いいの?美真も堂元くんも・・・」
伊織が苦い顔で聞くと、二人は苦笑した。
そして前を向いて、歩き出す。
「だぁって・・・もう入り込めないでしょ。」
「そうだね。近づくのも難しいかな。」
でも、悲しくはない。
大好きな人が、大好きな人と幸せになれるならそれが一番。

「あたしさっきさぁ、タクシーで運転手さんにカップルだと思われたんだけど!」
「伊織と藤本くんだったら見えるよ~」
「でもあたしと藤本くんが付き合ってたら冷めてるようにしか見えないわよ。」
「そうかもね。清和も高町さんもクールだからねぇ。」
「それよりさぁ、あたしお似合いの人たちがいると思うんだけど!」
「え、誰誰!?」
「結構身近に。」
「・・・もしかするともしかする?」
「え?え?誰!?」
「恋に破れて、でも前向きで明るい二人。って相性いいわよ絶対!」
「恋に破れて・・?って!あたしと堂元くん!?」
「確かに相性はいいかもしれないね。いろんな意味で。」
「ほらほらいい返事!!どうよどうよ!?」
「じゃあゆっくり考えようか、堂元くん。」
「そうしようか、お互い傷を癒したいしね。」
「じゃああたしが傷深くして、永遠に癒しあわせてあげようか?」
「やだやだ、伊織の言葉はたまに痛い~ってかだいたい痛い!」
「あたしがやなやつみたいじゃない!じゃああたしも堂元くんねらおうか?」
「・・・その発言、明らかに興味持たない前提だよね。」
「ってか伊織彼氏いるでしょ!?」

そんな愉快な会話が続く中・・・


あの二人、こと藤本とこばとは、まだ部屋の中で黙ったまま立ちつくしていた。













続く
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