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藤本家

・・・おつかい。後編

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家を出てすぐは笑顔でしゃべり続けていたはな。
黙ったままになり、泣きそうになりながらも足を止めなかった。
そんなはなの手を握って、そらは同じく黙って歩いた。


・・・おつかい。後編



「はな、休もうか?」
気を張ってか、早足で歩いていたはなにそらが声をかける。
しかしはなは首を振って、さらに足を速める。
「行けるもん・・・はなだって、できるもん・・・」
言いながら語尾が弱くなり、泣きそうになる。
と、そこへ。

「あら?はなちゃんに、そらくん。」
知っている声に話しかけられ、すっと涙が引っ込む。
「こんにちは。」
そらがぺこりと頭を下げ、はなも慌てて頭を下げる。
「二人だけなの?パパとママは?」
声の主、千歳は二人の前にしゃがみこんで尋ねる。
パパとママ、という単語を聞いて、はなが再び泣きそうになった。
それをみて、そらが慌てて説明する。
「あのね、今日は二人でおつかいするの。パパとママとお姉ちゃんのパン、買うの。」
言い終えて、隣のはなに、ね?と尋ねる。
はなは首を縦に振って、目元を袖でぬぐった。
「いつもね、ママと一緒にパン買ってるからね、はなわかるんだよ。ママとパパとお姉ちゃんの好きなパン、買えるんだよ。」
千歳はそっか、と微笑んで立ち上がり、言った。
「喜んでくれるわね、パパもママも。」
双子の頭をなで、頑張って、と言って立ち去る。
とはいえ、見えないところで見守っているわけなのだが。

お会計で多少苦戦したが、なんとか払って双子は店をでた。
そらのリュックに入る分は入れ、入らなかった分をはなが持つ。
大事に両手で抱えて、一生懸命。
「早く帰ろう。ママとパパが待ってるよ。」
はなはもう、泣きそうでも不安げでもなかった。


「・・・無事に買い物終わったみたいよ。大丈夫、泣いてないみたいよ。」
隠れて見守っていた千歳が、こばとに電話をかける。
電話の向こうで、清和のため息が聞こえる。
安堵したのだろう。
「ありがとうございました。すみません、ご迷惑をおかけして・・・」
こばとがそう告げると、千歳はいいのよ、と笑った。
「千世も千帆も、行きたがったもの。結局途中で泣きながら帰ってきたけどね。」
正直、そうなるかと思っていたのだが。
むしろ、そうなってくれたほうが安心できたのかもしれない、と清和は思う。
「なんか急いでるみたいだわ。褒めてあげてね、いっぱい。」
こばとがはい、と言って電話を切ると、すぐに玄関で音がした。

「おかえりなさい。」
玄関で双子を出迎えると、ものすごい勢いではながこばとに飛びついてきた。
「ママぁ・・!はなおつかい行けたよ・・!でもママと一緒がいいよぅ・・!」
もう号泣である。
そらは、はなが手放したパンを拾い上げ、清和に差し出す。
「はい。ちゃんと買えたよ。」
清和はそれを受け取り、床に置いてからそらを抱き上げた。
「偉かったな。」
そういうと、そらは得意げに笑った。


その日の夜。
疲れて眠ってしまったはなをベッドに運んで、こばとは微笑んだ。
泣き虫で甘えん坊でも、ちゃんと成長してるんですね。
はなの頭をそっとなでて、ふと振り返る。
ドアの外に、そらが立っていた。
そらは、めったに甘えたり泣いたりしないが、今日は特別のようだ。
「ママ、僕もママと一緒にお買い物するほうがいい。」
こばとは手を広げて、小さくおいで、と声をかける。
そらは駆け寄ってきて、こばとに抱きついた。


「へぇ。そらが?珍しいな、甘えるなんて。」
二人を寝かしつけた後、清和に報告した。
「はなちゃんが、甘えん坊だから余計・・・我慢してるんでしょうね。」
特にお兄ちゃん扱いして育てたわけではないが、自然とそうなってしまったらしい。
「しっかりしてるから、安心なんだけどな。甘えるのが苦手ってのは、あとで困る可能性があるからな。」

でも、とこばとが小さく笑う。
「さっき、すごく嬉しそうにぎゅってしてました。あんまり甘えてくれないですけど、甘えてくれたときは思い切り甘えさせてあげたらいいんじゃないかって。」
そしてこばとは清和を見て、また笑う。
「なんだよ?」
清和が聞くと、こばとは言った。
「そらくん、清和さんそっくりだから、甘えてるの見てるとかわいくてなんか笑っちゃいます。」
清和が不機嫌顔になったが、これは照れているともうわかる。


これからも、双子はすくすく、両親の愛とともに育つ。

両親同士の愛も、もちろんいつまでも。









END











*****コメント*****

某はじめ○のおつかいです!w
私も行きたかった~でも行けないだろうなw
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Re: 偉かったですようw

>ツン様
コメントありがとうございます^^

末っ子の女の子で、双子の兄がしっかりしてればたぶん甘えん坊になるだろうと・・w
そらはホントにいいお兄ちゃんなんです。
こばとを心配する清和のように!!
でもやっぱり子供だから、可愛さを出したかったんですw
出てないかな・・・orz

周りに双子がいらっしゃるのですね!
私はいないですなー。
親戚にも友達にも・・・
双子ちゃんて、似てても似てなくてもかわいいなぁって思います。
服とかおそろの色違いにできて楽しそうですよねw
まぁ、男女だとどうなのかわかりませんがw
実はそら意外と人見知りで、でもはなの前で頑張って対応する設定←
どこまでもしっかりした、さすが清和さんの子!て感じのそらです!w

おつかい、私絶対ダメです。
驚異の人見知りでしたから~w
今もですけどねw

小春は、もう一人でスイスイ行けますよw
こばとが買い忘れたものを買いに行くことがしょっちゅうw
藤本家の、二番目のママですw
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