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★いおりょぎ

・・・ただそばにいるだけ。

 ←・・・おまけ。 →・・・ぬくもり。

残り、一ヶ月―・・・




天界からの使いがそう告げにきた夜・・・










・・・ただそばにいるだけ。








「・・・わかってるんだろうな、こばと。次の満月ってことは・・・」




電気もつけず、部屋で小瓶を抱きしめてうつむくこばとに言う。






おそらく、これからこばとがなにを言うか、俺にはわかる。




「いおりょぎさん・・・私・・・。」




想像通り、こばとが口を開いた。




ビンを抱きしめる手に力が入っているのが、暗がりでもわかった。






「藤本のそばにいたい・・ってか・・。」




こばとが言いたかったことは、間違いなくこれだった。




こばとはそのままうなずいて、顔をあげた。






「ただ、そばにいたいんです。たとえ・・・」




私が消えることになっても・・・。






悲しいが故のこばとのほほえみが、月に照らされた。






こばとの願いは、変わってしまった・・・。




行きたいところへ行くことよりも・・・。






藤本のそばにいることを、こばとは望んでいる。






「わかってるのか、こばと。いずれにせよ、藤本と別れなきゃならねぇ・・・願いが叶っても・・叶わなくても」






俺には、叶えろ、とは言えなかった。




叶えても、叶えなくても・・・






こばとは藤本とはいられなくなるから。




大事なやつと、離れてしまうから。






「いいんです。私は、藤本さんのそばにいたいんです。」




こばとのけなげで素直な笑顔が、月に照れされて輝いていた。




だが、心の底では笑っていない。




「こばと・・・いいのか、それで・・・。」




こばとは黙ってうなずいた。








「俺は・・・」




こばとが消えるなんていやだ。




願いを叶えてほしい。






いずれにせよ、俺はもうこばととはお別れだが・・・




それでも、どこかで生きていてほしい。






「明日から、たとえなにを言われても藤本さんのおそばにいます。私。」






なにが正解なのか、俺にはわからない。




だが・・・。




こばとが望んだ世界が、ここにあるなら・・・






俺は、お前を助ける。




だからこばと・・・






笑っていてくれ・・・














*****コメント*****




いおりょぎさんとこばとの会話です・・・??




ある意味、一番複雑だったのはいおりょぎさんだったんじゃないかと思って・・・




今、千歳さんと清花さんの話を考え中です。


けんか話なんですけどね・・・w





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~ Comment ~

1 ■無題

いおりょぎ目線!!!☆


なんか、いおりょぎさんって

こばとのお父さんみたいですよねっ(^^)
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