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☆藤本×こばと

・・・守るべきもの。*後編*

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大事な人が傷つくのは嫌。




たとえ自分がけがをしたって、守りたい。




あなたが、大事だから。








・・・守るべきもの。*後編*








「藤本さん!」




藤本に振り上げられた拳。




それに重なるこばとの叫び声。




こばとが藤本に駆け寄ろうとした瞬間、藤本に拳が振り下ろされた。




息をのむこばとだったが、藤本はその拳を軽々と避け、相手を振り払った。




「お前らが手を出すなら、俺も手を出すぞ。」




これ以上の大事にならないように、しかしとげのある言い方で藤本が言った。




もちろん、それで引き下がる相手ではなかった。




「てめっ!やれるもんならやってみろ!」




再びリーダーらしき人物が藤本に殴りかかった。




藤本は今度は避けずに、自分にあたると同時に相手に拳をいれる。




お互いに軽くよろめいた後、にらみ合った。




藤本が殴り、そして殴られた瞬間―・・・




こばとの中で、なにかがよみがえった。








ダイジナヒトガ・・・




ワタシノセイデキズツイテ・・・






頭の中に浮かぶ、藤本に似た誰かが。




一度浮かんで、霧のように消える。




その向こうで幼いこばとが、泣きながら叫んでいる。






おそらく、大事な人のことを呼びながら。






あふれそうになる涙をこらえて、こばとは飛び出した。




再び殴りかかってきた青年の前に。






守りたい。




自分の、大事な人を。




今度こそ。






「なっ・・・」




殴りかかった青年は、いきなり飛び出してきたこばとを避けきれずにそのままこばとを殴ってしまった。




こばとは悲鳴をあげる間もなく倒れた。




「・・・!こばと!」




藤本は血相を変えてこばとに駆け寄った。




腫れあがったこばとの頬を見て、怒りをあらわにする。




「てめぇら・・・」




しかし、こばとが殴られたことに怒りをあらわにしたのは藤本だけではなかった。




人の前では動いたりしゃべったりしてはいけないはずのいおりょぎも、思わず飛び出していた。




そして。




殴った相手と、そしてもちろん仲間たち全員を巻き込むほどの火炎放射を放った。




ぬいぐるみが動いた、などと驚くまもなく火だるまになった青年たちは、慌てて逃げていった。






藤本は、気絶したこばとを近くの公園に運んだ。




殴られた痛みのせいか、浮かんでいた涙を拭き取ると、こばとが目を覚ました。




「・・藤・・本さん・・・」




拭き取った涙が再びこぼれ、止まることはなかった。




「お前・・・なんで・・・」




藤本は、こばとを巻き込みたくなかった。




だからこそ、すぐに手を出さなかった。




「・・・思い出したのか、昔のこと。」




つらそうに顔を伏せていたいおりょぎがつぶやくようにいった。




「わからないんです・・。でも・・・。藤本さんがけがをするの、嫌だったんです。守らなきゃって・・・」




こばとには、あのとき浮かんだのが誰なのか、わからない。




だが。




今目の前にいる藤本が傷つくことが、なによりも怖かったのだ。




こばとよりは腫れていない藤本の頬に、泣きながら手を当てるこばと。




「痛くないですか・・?・・・痛いですよね・・・わたしのせいで・・・」




あふれて止まらない涙をぬぐうこともしないで、ごめんなさいと言い続けるこばと。






違う・・・。




お前のせいじゃ、ない。




絞り出すように、藤本がつぶやいた。




「俺が・・俺がお前を守れなかったから・・・。だからお前にけがをさせて・・・。」




誰にふるうつもりでもない拳を強く握って、藤本は悔しそうに言った。




そして完全に真っ赤に腫れているこばとの頬にそっとふれ、うつむいた。




「守れなくて、悪かった。」






こばとはいおりょぎを抱きしめて、そして藤本はこばとを抱きしめて、誓った。










なにより大事な、守るべき人を・・・






絶対に守り抜こう、と。








「今度こそ、絶対お前を守り抜くから・・。もうけがさせないし、泣かせない。絶対。」




こばとはようやくほほえんで、うなずいた。












あなたは私の、守るべきもの。




お前は俺の、守るべきもの。












*****おまけ*****






「・・・・・・」(いおりょぎ)




(こばとぉ~藤本ぉ~・・・さすがに二人に包まれてるとあちーんだけどよー・・・)






・・・・って思ってると思います、いおりょぎさんは。(笑))














*****コメント*****




終わらないかと思った・・・w




とりあえず守るから、って言わせたくてーw




やっぱ思い出の出会いシーンと絡ませたいな~って思ってこうなりました。




全然甘甘じゃねーって思った方、すみません。




そんでもって、完全にメモも設定もなしで、いきなり打ち込んでいるのでいろいろカオスですみません。


毎回ですが・・・orz




次回は、清花&沖浦編・・・藤本&堂元編ができあがったらいいなーと思っております。


ちなみに恋愛モノじゃないかもしれませんが。




だって沖浦さん苦手なんだもの!!(いいわけ))




藤本&堂元編は出会い、馴れ初め(?)その他です。




では!




p.s.アメンバー申請ありがとうございました!まだまだ限定記事書いていくのでお楽しみにw

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~ Comment ~

1 ■無題

今日わいいお話しですぅ(泣)読んでる途中で、涙が出ました。説明が下手くそで言いたい事が上手く伝わらなくて、ごめんなさいでも、感想を言いたくて、お邪魔しました。

2 ■無題

お互いがお互いを守るというのに心打たれました。お互いをホント大事にしてるんですよね!!
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