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★いおりょぎ

・・・天使のうた。

 ←・・・笑顔。 →・・・桜咲くころ。

どばとも無事、藤本と会えたし。




俺の役目はもう、終わりだな。






だけど・・・








・・・天使のうた。








再会を喜ぶこばとと藤本を木の上から眺めていたいおりょぎは、安堵の笑みをうかべた。




転生したこばとのそばに、いただけだったが幸せだった。




いつかこばとが言っていた、”ただそばにいること”が幸せだと、はじめてわかった。




そしてそのこばとが、今、幸せになった。








だから、俺の役目はもう終わったんだ。






いおりょぎはゆっくりと立ち上がり、幸せそうなこばとと藤本に向かって小さくささやいた。




「よかったな、こばと。藤本。」




そしていおりょぎは、木を降りた。






「天界から、呼び出しだ。」




こばとが転生してから入り浸っていた玄琥のもとで、銀生が言った。




おそらくは、使命を果たしたから。




俺たちは無事、元の姿で、元の世界に。




帰れる。






嬉しいはずなのに。




あれほど望んだことだったのに。






浮かない顔をしているのは、いおりょぎだけではなかった。




クマの玄琥も、鳥の瑞祥も、そして、銀色のなにか、銀生も。






「とにかく、行くしかねぇだろ。」






玄琥がエプロンを外して扉を開けた。




「すぐそこに、迎えが来てる。行くぞ。」










真っ白な、雲の中のような世界で、4匹はそろって跪く。




姿の見えないまま、声だけが降ってくる。




「そなたたちは、無事に使命を果たした。これで、罰は終わりだ。」




予想通りの言葉。




だが。




「あいにくだが、俺はまだこのままでいたい。人間界で、やりたいことがある。」




いおりょぎが顔をあげていった。




ため息をつきながら、隣で玄琥も銀生も、そして空気に気づいた瑞祥も顔を上げた。




「もう少し・・・もう少しだけ、あいつのそばにいたい。頼む。」




4匹は、そろって再び頭を下げた。








「罰の、延長なら、頼まれなくても許す。」




声はそういって、消えた。










「ったく。お前は・・・」




再び玄琥の店に戻ると、玄琥が愚痴をこぼした。




「悪い。まきこんじまった。」




いおりょぎが本当に申し訳なさそうに謝る。




3匹はそれぞれ、違う方を向いて言った。






「まったくだ。」




唯一、瑞祥だけが最後にです、と言ったが、みんな小さく微笑んでいた。






五百祗の、お願い、だもんな。
















*****コメント*****




しばらくいおりょぎさんは帰らないんでしょうね。




とか思って作りました。




あーまさか10分で完成とかw





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~ Comment ~

1 ■今晩わぁ

いおりょぎさんはやっぱりこばとちゃんのそばにいないと・・

2 ■Re:今晩わぁ

>りっぷさん

こんばんは。
いつも訪問&コメントありがとうございます。
いおりょぎさんにはまだこばとのそばでつっこみをいれてもらわないと←w
まぁ、一応お別れの話も考えているのでお楽しみに(?)
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