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・・・不思議。

・・・不思議。~いつまでも~

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「はな?そら?小春の妹と弟?」

清花につれられてやってきた小春が、少し背伸びをして生まれたばかりの弟妹を見つめた。

誰からどう見ても、母親にそっくりの双子だった。



・・・不思議。~いつまでも~



はしゃいでいた小春がこばとに駆け寄って言った。

「こばと、頑張ったね!」

ふいをつかれたこばとは、ふえっ?と変な声をあげてしまった。

「あのね、パパと清花さんに、ママは頑張った、って言われたの。」

なにをどうがんばったか、理解しているわけではなさそうだ。

しかし、まぶしいほどの笑顔でそう言われたこばとは、小春と同じ笑顔でうなずいた。

「はい!こばと、頑張りましたよ!」

だから・・・と小さく小春が続けた。

すねたように、照れたようにこばとから視線をそらし、うつむいて。

「今日一日、こばとのことママって呼んであげる。」

ああ、この辺は父親に似たんだ、とこばとはおかしく思った。

彼、清和もごくたまにだけ、特別なことをしてくれるときがあるのだが。

それが普段言わないお礼だったり、仕草だったりはいろいろだが。

それを切り出すときの動きが、今の小春とまったくといっていいほど似ていたのだ。

そこへ、ちょうど清花と清和、そして遅れてやってきた数名の姿が見えた。

「お疲れ様、こばとちゃん。」

やってきたのは千歳、和斗、優斗、早樹、千世、千帆、堂元であった。

こばとは嬉しそうに微笑んでありがとうございます、と言った。

「はなちゃんとそらくん、かわいかったー。こばとさんそっくりだね!」

千世と千帆がそろって言う。

さすが双子、と優斗が言いながら、早樹が続ける。

「はなちゃんとそらくんも、大きくなったら千世ちゃんと千帆ちゃんみたいになるんだね!」

清花そっくりの笑顔で、そう言った。


家族。

こばとも清和も、あこがれていたものだった。

幼い頃に孤児になり、家族という家族がいなかった清和。

そして、両親を事故で失い、ひとりになってしまったこばと。

そんな二人が巡り会い、こうして家族になったのは、ある意味必然だったのかもしれない。

家族を失ったからこそ、大事に出来るものがある。


彼らは、確実にしあわせ、なのだから。


「ママぁ。いつおうちに帰ってくる?小春ね、いっぱいお絵かきしたんだよ。」

客人たちが帰ったあと、こばとの膝にのっていた小春が寂しそうに言った。

ママに見せようと思って、パパに渡してあるの。

今にも泣き出しそうな声で、小春は言った。

「すぐに帰りますよ。はなちゃんと、そらくんを連れて。」

寂しいことを隠すように、小春は笑った。

「じゃあ、小春待ってるからね!早く帰ってきてね!ママ!」

言いながらこばとに抱きついた小春は、やはり泣き出してしまっていた。

今まで必死にこらえていたことがようやくわかる。

「ごめんなさい、小春ちゃん・・・。私・・・」

これからしばらく、はなちゃんとそらくんのお世話が忙しいと思うんです。

パパも手伝ってくれますけど、でも小春ちゃんに寂しい思いをさせてしまうと思うんです。

それでも、ママって言ってくれますか?

こばとは、小春が苦しくない程度に、しかしこばとにしては強い力で抱きしめながら言った。

世間ではよくある話だ。

妹や弟が生まれたことで母親は上のこどもをかまってあげられなくなる。

どんなに聞き分けのいい子でも、耐えられるかどうか。

「大丈夫。こばとは小春のママだもん。それに、小春にはパパもいるもん」

泣いていた小春が小さく笑って言った。

「ああ、大丈夫だ。小春は強いし、俺がいるから。」

いつの間に入ってきたのか、来客を送っていた清和が言った。


絶対、大丈夫だよ。

小春は、お前の子だから。

清和の目はそういっていた。

なぜわかるのか、自分でも不思議なこばとだったが、こばとも伝えた。


はい。

私と、清和さんの子ですから。


ほほえみ会う両親を交互に見て、小春は首をかしげた。

「パパとママ、目でお話できるのね?」

不思議、と小春は覚えたばかりの気持ちを口にした。


そこでこばとがなにか言おうとしたようだが、清和が慌てて目で止める。

こばとは不思議そうに首をかしげ、それでも黙った。


はい!パパとママは、ラブラブですから!


おそらく、いや絶対に、こばとはそう言おうとしていたのだ、と清和は察した。




もう少ししたら、はなと、そらと、小春と。

そして、いつまでも恋愛関係のままの清和とこばとの、にぎやかな生活が待っている。


出会えたことも、別れたことも、思い出で。

すべてが不思議な、そしてしあわせなお話。









*****コメント*****


長かった・・!!!
すいません、ここまで読んでくださったかた(いるのだろうか?)ありがとうございました。

なんだか私は駄目ですね。

授業中にネタをおもいついて、帰るまでに忘れてしまう・・・

もう思い出そうと必死になりながらテキトーに打っているのでいろいろおかしかったらすみません。

矛盾も多いかと・・・
そして文章力がなくてすみません・・・。

なんでも指摘してください、私くじけませんから←え

ちなみに小春は顔がこばと似、性格が清和似ということで。
はなは完全にこばと似で、そらは優しい清和似です。

ドジなはなをそらが守っている、みたいな。


いつか彼らを主役で書いてみようかな・・・




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