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☆藤本×こばと

・・・怖い気持ち。

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こんばんは、想です。

今日授業中に思いついたネタですが、バカップル万歳!なお話です。

実際あのカップルはどういうデートをするのだろうか、と思って。


断じてR18ではない!!

ちょっと危ないけど違う!!




ではではどうぞ。

だからやめとけばよかったのに。

怖がることはわかっていたのになんでもっと強く止めなかったんだ俺は。

ホントに、しらねーぞ俺は。




・・・怖い気持ち。



「・・・だからやめとけって言ったのに。まだまだ先は長そうだぞ。」

暗闇で、腕にすがりつくこばとにささやく。

あまり大声を出すと、また怖がるだろうという藤本の配慮だ。


ここがどこかというと、どこぞかの遊園地。

の、全国怖いお化け屋敷トップクラスであろうお化け屋敷である。

ジェットコースターに乗れないと言ったこばとが、じゃああれに!と言ったのがこれだったのだ。


怖がらないわけがない。

そんなの俺が一番わかってる。


そういってやればよかったのかもしれないが、優しくやめとけ、としか言えず。

『だって、これくらいしか一緒に入れません・・』

お化け屋敷だとわかっていたのかいないのか、素直に愛情を表現する彼女に負けて、結局はいることになったの

だ。

まぁ、怖がってくっつかれたら嬉しいという多少の下心はあったにせよ。



ここまで怖がるなら、止めときゃよかったな・・・。

こばとは、入って10秒で暗闇におびえてつないだ手を強く握った。

暗闇でもわかるほどに震えていて、手だけでは安心できないようだった。

「・・ひゃっ・・!!」

転ぶときには大声で叫ぶくせに、本当に怖いのか、叫び声にもならない悲鳴を上げる。

そのときはただ、こばと側のドアが音を立てただけだったのだが。

「お前、これでこんななら、これから先失神するんじゃねーか?」

冗談も含み、しかしほぼ本気の考えを言った藤本だが、こばとは答えない。

すでに言い返す元気もないようだった。


そしてとうとう。


「っ・・・・!!!!!」

お化け屋敷定番のゾンビ、とやらが横から飛び出してきた。

運がいいのかわからないが、こばと側からではなかった。

それでもこばとは悲鳴さえ上げられずに藤本にしがみついた。

偽物だから、ホントは普通の人だから、と言っても怖いモノは怖い。

言ったところで今のこばとには絶対に通じない。

藤本はこばとを支えて少し走り、ゾンビはそれ以上追いかけてこなかった。


「・・・こばと、大丈夫か?」

答えはわかりきっている、大丈夫なわけない。

力一杯藤本にしがみついて、小さく震えていた。

おそらく、泣いてしまっている。


「お前、恐がりなくせにお化け屋敷入ろうとか言うなよ。」

皮肉を込めて、そしてなにかをこらえるように藤本が言った。

そこではじめて、こばとが言葉を発した。

「・・ごめ・・なさ・・。こん・・なに・・・怖い・・と思っ・・なく・・」

途切れ途切れにそういって、少し藤本から離れた。

藤本は小さくため息をついてこばとの頭をなでる。

「俺がずっと一緒にいるから、大丈夫だ。絶対、お前を離さないから。」

そんなことで安心するはずもないのだが。

こばとはうなずいて顔をあげた。

予想通り、涙で顔はぐしゃぐしゃだった。


「藤・・本さん・・。」

しばらくなにも出てこなかった通路の途中で、涙声のこばとが藤本を呼んだ。

腕に絡まっていたこばとが上目遣いで藤本を見つめ、言う。

「さっきみたいに、ぎゅってしててください。お願いします。」

お前って奴は。

男をなんだと思ってるんだ。

こんな暗闇で、彼女と二人で、その上涙でお願いって・・

泣くぞ俺は!!

一瞬己を失いそうになりながらも、藤本は必死にこらえ、言った。

「・・・わかった、ほら。」

小さくて細くて弱々しい肩を強く抱きしめ、胸につかまった手を握ってやる。

こばとはやっと、安心したように歩き出した。



「っだー!!長かったー!!」

ようやく出口にたどり着き、外の光がまぶしいくらい輝く。

藤本が抱きしめてから、こばとは悲鳴らしい悲鳴を存分にあげた。

「怖かったです・・・藤本さん、すいませんでした。私・・・」

涙のあとが少しだけ残った顔をうつむかせてこばとが言った。

「いや、説明しなかった俺が悪いし・・・それに・・」

くっつかれて嬉しかった、などと言ったらどうなることやら。

そしてそれを言えるほど、素直な自分ではない。

「それに?」

聞いてくるこばとに、なんでもない、と返して再び手をつなぐ。




「藤本さん?」

「なんだ?」

「藤本さんがぎゅってしててくれたら、もう一度でも行けそうですー」

直後、こばとが言った天然丸出しの発言で、藤本はすべてがとんだことは言うまでもない。




*****コメント*****

はいっ、なんか中途半端に破廉恥(古い、そして違う!)でしたー。


絶対こばとってお化け屋敷駄目だと思うんですよ。

でも知らずに入って藤本にくっつく、しかも自覚なし!という小悪魔(?)プレイをしそうです。

藤本は偉いから、押さえてるんです、いろいろと(笑)


まぁ、現時点でどこまでなのかという設定はしていないので、今後の展開はご想像におまかせします。



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