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・・・恋のたたかい。

・・・恋のたたかい。~綺麗な人~

 ←・・・怖い気持ち。 →・・・恋のたたかい。~好き~
再び長編にチャレンジ!!です。

藤本のことを好きだという美人が現れたら、こばとはどうする!?的な話です。

昨日お風呂に入りながら思いついたネタなのですが。

一度忘れて、気合いで思い出しました←やればできるじゃないか!


例によって例のごとく藤本とこばとの恋愛模様をお届けいたします。


オリキャラ登場ですが、名前の由来とか裏設定とかはないので気にしないでください。

頭にぽーんって浮かんだ名前をつけただけなのでw

ではどうぞーw












空はいつだって青くて、高くて。

隣には彼がいて、笑ってて。

当たり前だと思っていた、この幸せ。



・・・恋のたたかい。~綺麗な人~



「同窓会?私も行っていいのですか?」

夕飯を食べ終え、風呂に入ろうとしていたこばとを呼び止めて藤本が言った。

テレビのリモコンを操作しながら、彼はうなずいた。

「ああ。お前一人にしとくの心配だしな。」

本当は酔っぱらいどもに絡まれそうで怖いから、行きたくないのだが。

お世話になった先生が出席するのに行かないのはなんとなく気が引ける。

だから、一緒に行こうと誘ったのだった。

「ま、ついでにいろいろ報告することあるしな。」

照れたようにこばとから視線をそらし、藤本が言った。

こばとはしばらく考えたあと、気がついたように照れた。

「そ、そうですね・・?じゃあ、お風呂お先に・・!」

しどろもどろに言い残して、風呂場へと走っていくこばとを横目で見ながら藤本はテレビに見入った。


報告。

それは自分と、こばとのこと。

まぁ、同窓会に女連れて行ったら普通わかるだろうが。

ごく稀に、本当に稀にだが。

デート中に兄妹、もしくはいとこ、もっと悪ければ親子にさえ見られることがあるのだ。

こばとは背も小さく、童顔で、実年齢よりはあきらかに幼く見える。

さらに自分は、仏頂面で背も高く、はっきりいって年齢不詳に近い。

そんなふたりを、ちゃんと恋人と見て欲しいのは、わがままだろうか?


それに・・・


ちゃんと、説明するためとは口実だ。

ホントは、ちょっとだけこばとを自慢したいのかもしれない。

自分にも、守るべきものができたことを。



そして、同窓会当日はやってきた。

そわそわしながら後ろをついてくるこばとの手を握って、少し早足で歩いた。

こばとはよろよろしながら必死についてきて、会場に着く頃にはほとんど走っていた。

「・・は、はやいです・・こばと疲れました・・・」

会場のレストランに着くなりいすに座り込み、こばとはつぶやいた。

「悪い。時間がなかったから、急ぎすぎた。」

藤本は少しも切れていない息でそういった。


こばとの支度が遅くてこうなったのは、二人だけが知っていることだが。

昔なら、こばとが泣きそうになるほどそのことをつついただろうが。

今はもう、泣かせたりしたくない。

藤本は密かにそう誓っている。


「藤本くん?」

二人で並んで席に座っていると、すぐ後ろから声がした。

藤本が振り返り、遅れてこばとも振り返る。

「・・あ・・。水谷、律子・・さん。」

ストレートの黒髪が綺麗なその人は、藤本の記憶では確か、水谷律子といった気がする。

「あたり。覚えててくれたんだ?ってか、前みたいに律子でいいよ。」

律子はそういってほほえみ、こばとに会釈した。

「彼女?かわいいねー。」

「あ、ああ・・・。」

勢いに押されるように、藤本は答えた。

人なつっこいほほえみと、ストレートな物言いは藤本には付き合いやすかったのだろうか。

そもそも、男友達さえ少ない藤本に、女友達(?)がいたことさえ驚きである。

「え、っと・・。花戸小鳩です。」

こばとも小さく微笑み、頭を下げる。

律子が同時に頭を下げ、また笑う。

「へぇ、こばとちゃんかー。こばとちゃん・・・。」

世間ではやはりめずらしいであろう名前を数回呼び、手をたたいた。

「あたし、水谷律子。よろしくね、こばとちゃん。」

差し出された手を素直に受け取り、律子の手を握り返す。

誰が見ても、初対面でいい人、と思える仕草と言葉の律子。

かわいいとはまた違う、綺麗のたぐいに入るであろう容姿の律子。

じゃあまた、と手を振って別の友達のもとへ行く後ろ姿も、なんの変哲もなくて。



そんな彼女が、のちにこばとを苦しめる原因となるとは、藤本もこばとも、想像していなかった。




笑っている人間が、必ずいい人だなんて思わないほうがいいわよ。

むしろ、意味もなくへらへら笑える女、信用できない。

あたしはあんたとは違うわ。

絶対、絶対に負けない。

あたしの気が済むまで、痛めつけてやるから。




続く
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