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☆藤本×こばと

・・・ハロウィン。

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ハロウィンネタです。

甘いような気がしないでもない・・・微

キーワードはコンペイトウ、といったところか・・


いつも以上に手抜きですが、それでもよければどうぞー












『いおりょぎさん、ハロウィンって楽しそうですね。』

『そうだな。ただでお菓子もらえるしな。』

『みなさん、変わった格好なさってますね・・・』

こばとが転生する前、いおりょぎと交わした会話がよみがえる。

楽しそうで、明るくて・・・


いつか夢で見た、会いたい人のような明るさが、街に溢れていた。




・・・ハロウィン。



「藤本さん!今日はハロウィンなんですよね?」

朝早く家を出る夫、清和を見送るために目を覚ましたこばとが言う。

清和は朝から元気だな、とつぶやきつつうなずいた。

「そうだけど・・・あれは子どもの行事だろ?大人の世界はかぼちゃ食うくらいだろ。」

こばとが差し出した荷物を受け取りながら、靴を履く。

朝食は自分で作り、こばとの分も用意してある。

こばとが作れないのと、朝起きられないのとで、朝食作りは清和の日課だった。

こばとはそうなんですか?と残念そうに言って、しかしすぐに笑った。

「じゃあ、今晩はかぼちゃ料理にします!」

作れるかどうかはさておき、買い出しくらいはできるこばとにしてもらわなければならない。

「ああ、買っといてくれ。んじゃ、行ってくるから。」

ドアを開け、サンダルを履いて駆け寄ってきたこばとに軽くキスをする。


―まったく、行ってきますのキスなんて自分がすることになるとは。


恋愛という恋愛に興味の無かった過去の自分を思いだし、懐かしむ。

「行ってらっしゃい!」

腕が飛びそうなほど手を振って、こばとは清和を見送った。




さて。

どうしようか。

ハロウィンは子どもの行事、と言ったところで。

あいつはほとんど子どもに近いからな。


電車に揺られながら、考え込む。


ま、なんか買ってけば大丈夫か。



そんなことを思いついたとき、電車は目的地へと到着した。







「・・・・・」

なんだって俺は、自分の家の玄関を開けられないんだ。

ってか、なんでそこで待ってろとか言われなきゃいけないんだ。

寒いんだぞ、この季節。


開いた携帯には一通のメール。

差出人は”こばと”

本文には・・・


”まだ入って来ちゃだめです!”


いったいなにをしてるんだあいつは!

悩みながらも待ち続けた清和は、ようやくがちゃりと音を立てて開いたドアをそっと握った。

「・・あ、あの・・」

おそるおそる出てきたこばとはいつもとなにも変わらないのだが。

「お前、もしかして・・・」

嫌な予感がする。

「か、かぼちゃ・・・せめて切っておこうと思ったんですけど・・・」

清和から隠すように背中にあてている左手を、強引に掴む。

「お前・・・」

想像以上の硬さだったのだろう、左手の人差し指がざっくり切れていた。

いまにも泣き出しそうなこばとを、優しく抱きしめる。

なんで、隠そうとする?

そう言いかけて、ここが玄関前だと気がついた。

慌ててドアから中へ入り、閉める。

「で、なんでそのけがを俺に知られたくなかったんだ?」

バカにするから、とかそんな理由だろうと予測していたところへ、思いがけない返事が返ってきた。

「だって・・・料理もできない妻って、思われたくなくて・・・」

けがをした痛みなのか、恥ずかしさなのか、泣き出しそうな顔でうつむく。

そんなこと、何年先だって思うはず無いのに。

料理ができなくたって間抜けだって、俺の妻はこばとだけなのだから。

口では言えない性格だ、だから。

優しく微笑んで、強く抱きしめる。

「心配するな。でも・・・・」

涙を浮かべて顔を上げたこばとの隙をついて(いつも隙だらけなのだが)こばとの首筋に両手を当てる。

「・・ひゃーっ!!」

駅から徒歩10分ののち、数分外で待たされた清和の手は冷え切っていた。

温めるという目的より、”いたずら”をする目的だったことは明らかだが。

「お菓子くれないから、いたずらしたぞ。」

意地悪っぽく舌を出して、家の奥へと進む。

首筋をおさえて座り込んだこばとは、真っ赤になって叫んだ。

「き、清和さんのいじわるぅ~私もいたずらしますよ~!!」

そうそう、そのリアクションが。

見たかったと言ったら、世間ではのろけだと言われるだろうが。

と、こばとの元へなにかが音を立てて飛んできた。

小さな袋に入ったそれは、決して忘れることの出来ないお菓子・・・

「コンペイトウ・・?」

色とりどりのコンペイトウが、ぎっしり詰まっていて。

まるで、二人の思い出のように。

「俺は渡したから、いたずらはなしだな。」

勝ち誇ったように、清和は言った。

「ずっ、ずるいです~!私もいたずらしたいです~~!!」

こばとは言いながら、コンペイトウを大事に抱えて彼のあとを追った。


キラキラ輝くコンペイトウは、二人の思い出。

これから先も、ずっと一緒にいられるように、願いを込めて。

ずっと夢に見ていた、明るいお祭り。



今日は、明るく楽しいハロウィン。












*****コメント*****

すいません。
ネタが思いつかずにてけてけ打ってたらこうなりました。

コンペイトウまでは構成練ってあったんですけどね・・・

と、とりあえず次の”こばとちゃんお誕生日ネタ”はもうできあがっているので!!

よっ、よくわからないけど!!





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