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・・・浮かぶ笑顔。

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時々頭の中に浮かんでくる優しい笑顔・・・

誰だか思い出せないけれど・・・

自分にとって、とても特別な人だったような気がする・・・





・・・浮かぶ笑顔。







「なっ、頼むよ堂元。」
大学で、いつものように先生の説得を頼まれた。

相手のためにならないことはわかっていても、嫌われるのが怖くていつでも受け入れてきた。

だけど・・・

「駄目だよ。それは僕のすることじゃない。君がやらないと。」
目の前の友人は、明らかに驚いた顔をしている。
と同時に、軽くにらむようにため息をついた。
「・・・わかったよ。もう頼まない。」
機嫌を損ねたことも、自分が嫌われてしまったこともわかっている。それでも・・・

後悔はなかった。
自分でも不思議なくらい。

「めずらしいな。お前が断るなんて。」
後ろから別の友人がやってきて言った。
絶対に人に頼らない、そして頼られても断る強い友人、藤本清和。


「ねぇ、清和。ちょっといいかな?」




「変わった髪型の女?」
大学の食堂で、あの事を話した。

「ああ。帽子をかぶってて・・・明るくて前向きで・・・変わった女の子・・・だった気がする・・・」
清和は首をかしげて名前は、と言った。
「名前は・・・・・駄目だ、覚えていない・・・。」
浮かんでくる姿もはっきりしない。
ただ、まぶしいくらいの笑顔だけが、脳裏に浮かんで消えていく。

「そいつがなんだ?」
思いつかなかったらしく、清和が聞いた。
「なんだって言われても・・・でも・・・」
「でも・・??」
かすかに覚えている。
彼女が言ってくれた言葉を・・・


”嫌われたくないと思うのは、いけないことでしょうか?”

”堂元さんは優しいです”


たぶん・・・好き、だったんだ・・・。」
誰にも聞こえないくらい、小さい声でつぶやいた。

そうだ、あの子・・・
あの子が好きだったんだ・・・
なのになぜ、思い出せない?
名前も、声も・・・。
浮かんでくるのは、笑顔だけ・・・・




「それだけ想ってれば、いつか会えるんじゃねーの。そいつに。」
めったに笑わない清和が、かすかにほほえんで言った。

「ありがとう。」






*****コメント*****
ああ・・・。
堂元さんはピュアでいいですね^^
ちなみにこれは卒業間近のお話です。
つまり、藤本はこばとを思い出しています。
あえて教えないというツンデレですww
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