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・・・君と星に願い事。

・・・君と星に願い事。ー月ー

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ど~も~~

持久走、無事に終わりましたー。


疲れました、でも頑張りました。

結果?結果は・・・・五位でしたけど。

でもあれです、走った人数が少ないので。

全部で、20人くらい?なので速くないんですよ、はい。



さて、新作(←なんかかっこいいw)ですが・・・


なんでか死亡フラグが書きたかったんです!←危

でも、書きながら泣きそうなのでどうしようか悩みながら書いたという・・・



苦手な方は読まない方がいいです。

結果は・・・

書きながら考えます←え



よろしい方はどうぞ。















明かりのない部屋に鳴り響く携帯の音。

つながるべきはずの人につながる前に、音は消えた。


液晶画面が、不気味に部屋に明かりをもたらした。




・・・君と星に願い事。ー月ー



「え・・・」

家の電話が鳴り、受話器を取ったこばとが凍り付く。

大きな瞳はさらに大きく見開かれ、どこと言えない場所を見つめたまま・・・

そんな様子をわかっているように、電話の主は言った。

【とにかく、こちらへ来てください。】

はい、と答えた声は相手に届いただろうか。

いや、おそらく届いていない。

受話器を落とすように戻し、時計を見つめる。


「ママー!パパからだった??」

双子のそらとはながまとわりついて、はしゃぐ。

いつもなら、ちょうどこのくらいに電話が来るから。

今から帰る、と。


妻である、こばとのもとに。


【旦那さんが、事故にあって・・・今、よもぎ第一病院に搬送されています。】

待ちこがれていた電話は、いつもより早めに鳴り響いて。

自然と笑みをこぼしながら、こばとは受話器を取った。

しかし、期待した、大好きな彼の声ではなく。

告げられた言葉は、一瞬で目の前を真っ暗にした。


「ママ?パパじゃなかったの?」

不安げにこばとを見上げるそらとはなを見て、なんとか声を出す。

「あの・・・ちょっとパパ、お怪我したみたいで・・・」

うまく、思考がまわらない。

今自分がどうすればいいのかも、よくわからないけれど。


「小春ちゃん、そらくんとはなちゃん見ててくれますか?清花さんに来てもらいますから・・」

なんとか思いついた方法を言いながら、震える手で清花に電話をする。

「もしもし・・こばとです・・あの、ちょっと、子どもたち見ててもらえませんか?」

本当は清花の家に連れて行くべきかもしれない。

でもおそらく、今のこばとにはそこまで思考がまわっていない。

震えているこばとの声に、清花はすぐに気づいて言った。

「わかったわ。今からすぐ行くから・・・」

こばとは電話では伝わらないとわかっていながらも、小さくうなずくことしかできなかった。



どうしたらいいのか、わからなかった。

まだなにもわからないのに、泣いてもいいものなのか。

もしかしたら、ちょっとした怪我だけかもしれないのに。

そうであってくれるなら・・・

いや、そうであってほしい。



もし、もしも彼が・・・・


そんなこと、今の自分には考えられない。


電話をしてから清花が和斗と一緒に家まで来るのにわずか15分。

その間に、こばとの思考はぐるぐるまわる。

そして、やってきた清花がこばとから事情を聞いて車を出す。

今のこばと一人では、とても病院までたどり着けないとわかっていたようだ。


車に揺られながらも、こばとの思考はどんどんまわった。


怪我ってどんな?

どこで?

どうして?


頭の隅にある、最悪の状況をかき消すように思考を巡らせる。

そして。



「藤本さんですか?」

清花とともにかけこんだ病院で、すぐさまそう訊ねられた。

うなずこうとしたこばとだが、体が固まったまま動かない。

その様子を見た清花が、そうです、と返事をした。



案内された部屋に、彼はいた。

体中包帯だらけで、もちろん意識はなかった。

体中につながった管が、彼に起こったことの大きさを物語るようで。

こばとは、一気に力が抜けた。

「藤本くん・・・」

ずっとそばで見守ってきた清花にも、そんな清和の様子はもちろんショックで。

こばとの前だからであろうか、溢れてくる涙を必死でこらえているようだった。



「できるだけのことはしましたが・・・もし、あさってまでに目覚めなければ・・・」

こばとは清花とともに別室に呼ばれ、そう告げられた。

最後を言わなかったのは、医師の優しさか、それともその可能性が大きいからか。

どちらでも、結果は同じ事。


「・・・やっ・・!」

うつむいていたこばとが、小さくうなった。

「いやっ!清和さんがいなくなっちゃうなんてっ・・・!絶対いやですっ!!」

周りの音をかき消すように耳をふさぎ、叫びながら激しく頭を振る。

あふれ出した涙は、止まらない。

「こばとちゃん!藤本くんは絶対戻ってくるわ!」

清花がこばとを抱きしめ、言う。

なによりも大事なこばとちゃんと子どもたちを・・・

残していなくなるはずないじゃない。


清花はそう言って、こばとをさらに強く抱きしめる。


「清和さっ・・・おねが・・もどっ・・・きて・・」

清花にすがりつきながら、窓の外の月明かりを見つめる。



どうかお願い。

私から、大事なものを奪わないで。

もう二度と、大事な人とお別れなんてしたくない。


戻ってきて、清和さん。

お願いだから、私の光を奪わないで。



お願い。

お願い。









続く











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